一枚の紙が変化する魔法の瞬間。折り紙は、私たちに無限の可能性を授けます。この記事では、折り紙が持つ魔法と、予期せぬ奇跡についてお話しします。
折り紙講座での楽しい挑戦
柔らかな光が窓から差し込む部屋で、折り紙講座が始まりました。
テーブルには色とりどりの折り紙が広がり、それぞれが選んだ紙を前に、わくわくした表情で会話が弾みます。
初めて参加する人も、すでに折り紙が好きな人も、新たな挑戦に胸を躍らせていました。
今回の課題は、30枚の折り紙を使って丸いくす玉を作るというもの。
これは、慣れるまでは少し手間がかかる作品ですが、組み上がった時の喜びは格別です。
私の一言一言に耳を傾けながら、みんなで一緒に折り方を学び、時には助け合いながら、一歩ずつ作品に近づいていきました。
部屋中に笑い声や歓声が満ちて、折り紙講座はただの教室を超え、新しいアイデアや作品を見つける楽しい場所になりました。
みんなで手を動かしながら、自分たちで何かを作り出す喜びや、一緒に何かを完成させた時の嬉しさを分かち合っていました。
まさかのハプニング！ 楽しい失敗からの発見
ある日、熱心に折り紙を楽しんでいた一人の参加者から、「なんかうまくいかないよ」という声が上がりました。
普段から折り紙を楽しんでいる彼女にとっては珍しいこと。でも、その「うまくいかない」が、みんなで大笑いするきっかけになりました。
次の講座で、彼女は自分が「失敗作」と呼んでいた作品を持ってきました。前回の講座で教えた丸いくす玉ではなく、なんとおにぎりみたいな形の立体が完成していました。
意外すぎる形に、最初はみんなびっくり。でも、その不思議な形の立体が、実はすごく面白くて、新しい発見だったんです。「こんなのもアリかも！」という雰囲気が講座をさらに盛り上げました。
この意外な「おにぎり立体」は、みんなで「失敗」を楽しむ大切さを教えてくれました。
完璧を目指すだけじゃない、予想外の結果から何か新しいアイデアを見つける楽しさ。それが、この折り紙講座の一番の魅力になっています。
意外と楽しい！失敗からのハッピーエンド
この折り紙講座での経験は、失敗がいつでも悪いものじゃないことを教えてくれました。
予想外の「おにぎり立体」が出来上がった日、最初はがっかりしたかもしれませんが、その後の笑顔と楽しい時間は計り知れない価値がありました。
折り紙を通じて、完璧を目指すことも大事だけど、思いがけない結果を受け入れて楽しむ心も同じくらい大切だと気づかされました。
失敗したっていいんです。その中から新しいアイデアが生まれたり、仲間との絆が深まったりしますから。
最終的に、この講座は私たちに一つの大切なメッセージを残してくれました。
「失敗」もまた、楽しい思い出や新しい発見への道しるべ。折り紙のように、人生も予想外の展開を楽しむ余裕を持ちましょう。
講師からのひとこと: 見つけた奇跡の価値
この折り紙講座で起きた小さな出来事が、私に大きな気づきを与えてくれました。
「失敗した」と落ち込む生徒さんの作品が、実はとてもバランスの取れた素敵な形になっていることに気づけて本当に良かったです。
その瞬間、「失敗」と思い込んでいたものが、実は誰も見たことのない新しいアレンジ作品に変わりました。私自身が再現してみたいと思うほどのものでしたから。
この体験から学んだのは、「奇跡は気付かなければ奇跡にならない」ということ。
私たち講師の役割は、ただ技術を教えることだけではなく、生徒さんの中に隠れた「奇跡」を見つけ出し、それを大切に育てていくことにもあるのです。
これから折り紙講師を目指す皆さんに伝えたいのは、講座での楽しさ、そして失敗から生まれる予期せぬ発見の価値を大切にしてほしいということ。
生徒さんの作品の中に潜む可能性を見つけ、それを称賛することが、私たちのもう一つの重要な仕事です。そうすることで、折り紙の楽しさが倍増し、講座はもっと魅力的な場所になりますよ。
